用途

エコジオ工法とは
エコジオ施工機の写真
砕石だけを使う地盤改良技術

セメントや鋼管を使わず、自然石を小さく砕いた砕石だけを使う地盤改良技術です。
常に安定した品質・強度を確保するために、他の砕石工法では使われていない独自開発のEGケーシング(筒形の装置)を用いることが特徴です。

エコジオ施工後の地盤(住宅)


住宅の地盤改良(イメージ)
主に住宅で使われています
エコジオ工法の材料は自然素材のみ。
環境貢献はもちろんのこと、皆様の大切な資産である土地の価値を守ることができるため、住宅の地盤改良で最も多くご採用頂いています。
未来の子どもたちにきれいな地球を残すため、今使いたい地盤改良技術です。


材料の砕石とはどんな素材?

砕石は、小さく砕いた自然石です。重たい列車を支えるために、線路の下には砕石が使われています。
また、多くの歴史的な建造物にも自然石が使われています。
砕石の強度は、ほとんど劣化せず、長期的に強さを保ち続けます。


古(いにしえ)の知恵を現代の技術で!

歴史的な建物の地盤改良工事には、自然石が使われていました。
エコジオ工法は、先人の知恵を最先端の技術で現代に蘇らせたともいえる地盤改良工法です。


エコジオ工法には
主に3つの《用途》があります


1.支持力補強・沈下抑制

エコジオ工法のイメージ図

地盤に建物を支える力が無い場合、あるいは後に沈下が発生する恐れがある場合に支持力補強、沈下抑制を目的にした地盤改良を行います。
住宅の地盤改良も一般的にはこの用途に該当します。
エコジオ工法の用途の9割以上が、支持力補強・沈下抑制を目的として使われています。


エコジオ工法の施工例

【施工場所】三重県 【施工数量】1.75m×29本

【施工場所】三重県 【施工数量】1.75m×156本


2.地震時の液状化対策



液状化現象とは

地震の震動で地盤が揺さぶられて、その一部が液体の状態に変化すること です。 液状化は、主に同じ成分や同じ大きさの砂からなる地盤が、地下水など水分が多く満たされている場合に起こる可能性が高いといわれています。


エコジオ工法による液状化対策

エコジオ工法は間隙水圧消散工法として液状化対策に利用できます。
砕石を用いて地中へ間隙水の逃げ道を設けることで、地震時に生じる過剰間隙水圧の消散速度を速め、液状化の発生を抑制します。


エコジオ工法の施工例
(東日本大震災の被災地)


【施工場所】千葉県 【施工数量】4.5m×171本


3.盛土の排水対策

出典:東名高速道路牧之原地区地震災害検討委員会報告

盛土に水が溜まると危険

盛土内の地下水位が高い場合、地震時の揺れや豪雨時の水位上昇により盛土の安定性が低下することが、盛土崩壊や土石流の主な発生原因であると指摘されています。

エコジオ工法による盛土排水対策

地下水を多く含む盛土に、砕石補強体を連壁状にすることで地下水を集め、横ボーリングにより盛土外へ排水することで地下水の低下を図ることが可能です。


エコジオ工法の施工例
(東日本大震災の被災地)


【施工場所】宮城県 【施工数量】5m×200本